9月20日(まえがき)
抱っこで散歩するだけの客人から、公園の住人へ。地面に自分の足で立ち、遊具の前で考え、手を伸ばす日。
公園で踏み出した最初の段差
複合遊具ののぼり方メモ
階段の前で一拍。手が先に出て、次に足。背後からがっつり補助を入れて足場を指で示すと、つま先が狙い通りに置ける。二段目で肩の力が少し抜け、三段目で呼吸が落ち着く。声かけは「右足ここ」より「次ここでいい?」が入りやすい。
すべり台の笑いどころ
同乗滑走で一度目は様子見。着地の砂がふわっと跳ねたタイミングで笑いが出た。二度目は滑り始めから表情が緩む。三度目は着地前に笑いが先行。恐さより速度の面白さが上回った状態。
ブランコの揺れ幅チューニング
金具の小さな音に肩が反応するので、揺れ幅は控えめ固定でスタート。背から腕を回して体幹を支えると呼吸が安定。視線は揺れの中心を捉え続けていて、足先は地面の距離を測る動き。前後の切り替えで小さな声が漏れるが、緊張は増えない。
切り上げの名残泣き
祭りに向けて「出発するよ」。空気が一拍で変わり、号泣。抗議というより名残の濃さ。遊具を指さす手が強い。ここは抱き上げる前に、最後の場所を本人に選ばせる余地が必要と判断。今日は時間優先で園を離脱。
夕方の祭りで見る側にまわる
ダンスのステージと観客席
広場の音圧は太鼓と歓声。子どものダンスの舞台、待機列の背筋がどれも伸びている。前列の端が空いたタイミングで視界を確保。
休憩の一杯
こちらはビールを一杯。喉を冷やす温度で、短い待ち時間の区切りになる。手は常に抱っこ対応に戻せる位置で固定。
習いごとのイメージの仮置き
ダンスを習わせる予定。今日の舞台に数年後は経っているのかと思うと感慨深いものがある。ダンスが好きな子だといいな。
夜の花火で終わりを決める
最初の三発の反応
一発目で**「わー」**が出る。驚きから歓声への切り替えが速い。二発目は音の遅れに目が先に反応。三発目で手が自然に開く。怖がり過ぎのサイン(肩すくめ、視線の回避)は見られず。
観察から拾った運用ノート
- 遊具はのぼり→すべり台→ブランコの順で集中→解放→クールダウンの流れが作れる。
- 退場は事前予告+“最後の一回”を本人に選ばせる。タイマー提示があると切替が速い。
- 声かけは指示形より疑問形が入りやすい。「右足ここ」より「次ここでいい?」が成功率高め。
コメント