9月12日(まえがき)
書く内容がなかったので午前Ⅰの“反射で答える系”だけ抜き出して暗記用に固めた。細部の論述は後回し。
反射で押さえるスナップ20
- ROE/ROA/ROI の式
ROE=当期純利益 / 自己資本
、ROA=営業利益(または当期純利益) / 総資産
、ROI=投下資本利益 / 投下資本
。収益性の“視座”が違う点を混同しない。 - NPVとIRRの意思決定
NPV>0 ⇒採用。IRR>資本コスト ⇒採用。両者が食い違うときは原則NPV優先(規模や再投資仮定の違いが理由)。 - 回収期間法
初期投資を累積キャッシュフローで割戻さずに回収期間を測る簡便法。時間価値を無視する弱点あり。 - 損益分岐点(BEP)
売上=総費用の点。数量BEP=固定費 /(単価−変動費)
。売上BEP=固定費 / 限界利益率
。 - BCGマトリクス(PPM)
相対市場占有率×市場成長率で「花形・金のなる木・問題児・負け犬」。資源配分の型を問われやすい。 - アンゾフの成長戦略
市場×製品で「市場浸透・新製品開発・市場開拓・多角化」。リスクは右下ほど増す。 - ポーターの5フォース
既存競合・新規参入・代替品・売り手・買い手。業界の構造的収益性を評価する枠組み。 - バリューチェーン
主活動(物流→製造→出荷物流→販売・マーケ→サービス)+支援活動(調達・技術開発・人事労務・全般管理)。どこで差別化/コスト優位を作るかを特定。 - コア・コンピタンス
多様な市場にアクセス、顧客価値への大きな貢献、模倣困難の3条件。製品=現れ、能力=根っこ。 - KPI/KGIの関係
KGI(最終成果)に直結する“可動レバー”がKPI。可観測・可制御・タイムリーが鍵。 - ITガバナンスの代表指針
COBIT=管理/統制フレーム、ISO/IEC 38500=企業統治原則、IT戦略委員会やEAで経営とITを接続。 - ISMS(ISO/IEC 27001)
リスクアセスメント→リスク対応→適用宣言(SoA)→管理策運用→PDCA。機密性・完全性・可用性が柱。 - RTO/RPO
RTO=復旧まで許容停止時間。RPO=許容データ損失時点(どこまで巻き戻せるか)。BIAで要件を決める。 - BCPとBCM
BCP=計画書、BCM=運用プロセス全体。訓練・見直しを回し続けて初めて機能。 - SLA/OLA/UC
SLA=顧客向けサービス水準、OLA=社内部門間合意、UC(Underpinning Contract)=外部ベンダ契約。三層を整合。 - RFI/RFP/RFQ
RFI=情報収集、RFP=提案依頼(要件提示)、RFQ=見積依頼(仕様確定後の価格勝負)。段階を飛ばさない。 - 開発プロセスの代表
ウォーターフォール=上流確定型、V字=検証対応表明確、スパイラル=リスク駆動反復、アジャイル/スクラム=短サイクルで価値優先(PO・SM・開発チーム)。 - アーンド・バリュー(EVM)
PV(計画価値)・EV(出来高)・AC(実コスト)。CPI=EV/AC
、SPI=EV/PV
。1以上で順調。 - クリティカルパスとPERT
PERT期待時間=(a+4m+b)/6
。クリティカルパス=総所要最長の経路、浮き(スラック)ゼロ。 - EOQ(経済的発注量)
EOQ = √(2DS/H)
(需要D、発注費S、在庫費H)。在庫費と発注費のトレードオフの最適点。 - スイッチングコストの源泉
学習・契約縛り・データ移行・エコシステム(補完財)・ネットワーク外部性。価格以外の摩擦も評価対象。 - プラットフォーム戦略の肝
両面市場で鶏卵問題をサブシディで突破。片面課金・もう片面無料などの価格構造がカギ。 - 無形資産の戦略効果
ブランド・特許・データ・組織能力は競争優位の持続要因。模倣困難性と移転困難性をチェック。 - データ戦略の三層
収集(権利・同意・品質)→統合/基盤(メタデータ・ガバナンス)→活用(意思決定・アルゴリズム)。“使えるデータ”に整えるまでが勝負。
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