8月23日(まえがき)
今日はエヴァンゲリオンの展示イベントに行き、その後は高校時代から続く仲間内「愛僕」と集まった一日。感情のふり幅が大きくて、懐かしさと発見が同時に押し寄せてきた。エヴァにまつわる自分の歴史を掘り返したり、仲間と肉を焼いたり、終盤は鍵を忘れて人んちに泊まるというオチまでついた。振り返ると妙に「自分らしい一日」だった気がする。
エヴァンゲリオンとの関わり
歴史
今日はOとエヴァンゲリオンのイベントへ。立像やパネル展示、細かい設定資料などを眺めながら、ふと「なぜ俺にとってエヴァンゲリオンはこんなにもポジティブな存在なんだろう」という問いが浮かんだ。作品自体の重苦しさやシリアスさを考えれば、もっと「しんどいもの」として記憶されても不思議じゃないのに。そこでOと話しながら辿っていくと、やっぱりそこには自分の「歴史」があった。
高校まではアニメと縁がなく、正直「子どもっぽいもの」とすら思っていた。大学に入り、パチンコを覚えたことで初めてエヴァと接触。正確には「エヴァのパチンコ台」から入った。エヴァの演出が気になり、レオパレスの部屋に前住人が残していったビデオサービスの契約を利用して、アニメ版エヴァを観始めた。
それが転機だった。当時、今日イベントに行ったOにおすすめアニメを聞いて、さらに視野が広がっていった。エヴァは「自分のアニメ文化の祖先」みたいな存在。アニメを楽しむという感覚を植え付けてくれた入口。だからこそ今日のイベントよりも、その原点を思い出せたことの方が心に残った。
エヴァンゲリオンを見よう
ただ、ここ数年はアニメをほとんど観る時間がなく、最新のエヴァも追えていない。完結したことだけは知っているけど、最後まで観ていない。理由は単純で、俺は完全に綾波派。アスカとくっつくならまだ納得できる。けれど新キャラのマリと結ばれると聞いて、一気にモチベーションが落ちた。
とはいえ作品自体へのリスペクトは強い。観てもいないのに批判するのは自分のポリシーに反する。だからこそ、時間を作って最後まで観るしかない。途中で置いてきた気持ちを、改めて回収したい。
愛僕イベント
~夕方
エヴァのイベントを終え、Oと一緒にR宅へ。ここで合流するのは「愛僕」と呼んでいるメンバー。高校時代の仲間を中心にしたグループで、SやHは県外にいるからなかなか会えないけれど、OとRは今でもコンスタントに会っている。
今日のメインはOの服選び。Rとショップ店員が真剣に相談して、Oはいろんな服を試着。俺は横からたまに意見を差し込む程度。普段はOの服装にそこまで口を出さないけれど、今日は特に似合っていた。仕上がった格好は清潔感があって、落ち着きもあって「大人のO」って感じだった。この話はまた明日にでも掘り下げたい。
その後、飲み物を調達してR宅へ。
~夜
夕方からはR宅の庭でバーベキュー。Rの嫁さんと息子も参加。家族が加わると雰囲気が一気に賑やかになる。俺とOが用意したのはSおすすめの最高級肉。Rはそれ以外の食材を揃えてくれて、結果的にバランスのいい豪華な食卓に。焼ける音と香ばしい匂いが重なり、夏の夜っぽいムードが満ちていった。
普段なら仲間同士でちょっと深めの話をする流れになるけれど、今日はR嫁と息子がいたから自然とソフトな会話中心。それはそれで和やかで心地よかった。息子の無邪気さに場が和むし、嫁さんの視点が入ると話題が広がる。次第に「これも悪くないな」と思えてきた。時間を重ねれば、もっと自然に打ち解けられそう。
22時頃にお開き。次回の予定も軽く立てつつ解散。
~深夜
Oと一緒に帰路へ。1時間半ほどのドライブの間、仕事の愚痴や悩みを語り合った。真面目な話をしながらも、途中コンビニでOがタバコ休憩を取ったり、道を少し遠回りしてまで話を続けたり。なんとなく「まだ帰りたくない」気持ちが二人にあったのかもしれない。
俺の妻と娘は妻実家に行っていたから、今日は帰宅時間を気にする必要がなかった。だからこそ油断していた。そう、家の鍵を忘れてきたのだ。車の鍵とセットにしてあるから絶対忘れないはずが、今日はOの車で移動していたせいで完全に盲点。
家には誰もおらず、入れない。仕方なくO宅に泊めてもらうことに。久々に訪れたOの家は見事に散らかっていて、泊めてもらう礼として後日、大掃除の手伝いをすることにした。
汗と炭でベタついた体をなんとかしたくて風呂も借りる。シャワーの出方がへんてこで少しイラッとしたが、それもまたO宅らしい味わいかもしれない。風呂上がりの爽快感と疲労で布団に入った瞬間、一瞬で眠りに落ちた。
長い一日が終わった。
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