8月22日
最近、調べ物をするたびに思う。専門用語を検索して、記事を開いて、要点を拾う。この一連の動作がもはや重たい。AIに要約してもらえれば一瞬で済むのに、手元で完結しない歯がゆさが残る。
Pixel Watch 4にGeminiが搭載されると聞いた瞬間、物欲より先に「これだ」という納得があった。今回の記録は、AIに惹かれて時計を予約するまでの流れを残すもの。自己観察と世界観測の交差点としてのログである。
Pixel Watch 4を予約までの流れ
Gemini搭載に心を奪われる
ウォッチ1でもGoogleアシスタントは使えていた。ただ実際には検索のきっかけ程度。詳しい解説はスマホを取り出さなければならなかった。会話の流れを止め、端末に集中し、また会話に戻る。その断絶がストレスだった。
ウォッチ4ではGeminiが常駐し、手首を傾けるだけで起動する。たとえば「CI/CDとは?」と聞けば「継続的インテグレーションと継続的デリバリーで、開発効率を高める手法」と返してくれる。さらにPixel 7に引き継いで詳細を深掘りすることもできる。
つまり「調べる」が「理解する」に変わる。AIを常時まとえるというのが、自分にとって最大の変化だった。
性能を確認して納得する
AIだけで突っ走るのも危険なので、他の仕様も調べた。
- ディスプレイは最大3000ニットで50%明るくなり、ベゼルは16%削減。屋外での視認性が別物。
- バッテリーは41mmで30時間、45mmで40時間。急速充電は50%まで15分、100%でも45分。
- 衛星SOSによる緊急通信、デュアルバンドGPS、改良された皮膚温センサー。
- Snapdragon W5 Gen 2で25%高速化、消費電力は半減。
- 公式修理対応で画面とバッテリー交換可能。
どの項目を見ても、ウォッチ1の頃の制約を一つずつ外してきている。スペックは背中を押す材料として十分すぎた。
生活に重ねてみた未来図
Geminiで専門用語を要約、Pixel 7で深掘り、Google Homeで家の制御。三者が連動すれば、調べる・学ぶ・管理するがシームレスにつながる。
外出先でITの略語を腕で確認し、帰宅すれば手首から家電をコントロール。日々の調べ物が「知識の積み上げ」に転化する未来が見える。
予約と下取りで未来を迎えに行く
迷いは消えていた。予約ボタンを押した瞬間、もう腕にAIが宿った気がした。下取りがあったのもありがたい。ウォッチ1は役割を終え、公式に引き取られ、資産を循環させて次の世代に変わる。
こうして「通知端末」から「AIリサーチャー」へ。Pixel Watch 4は自分の生活を再設計する道具になる。到着を待つ間すら、すでに世界との関わり方が少し変わっている。
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