観測ログ #52|メガネ購入と運用手順

日々のこと

9月21日(まえがき)
新しい視界を受け取った日。フレームの当たり、レンズの抜け、耳の圧。ミラーの前で首を振り、歩いて戻り、また掛け直す。最終的に「会社用」と「休暇用(ブルーライトカット60%)」の二本立てで運用していく方針に落ちた。

ショップで固めたこと(選定とフィッティングの記録)

フレームの当たり確認

  • こめかみ圧が出ない幅を基準にして、鼻パッドが左右同じ高さで当たる個体を優先。
  • 前傾角はレンズ下端が頬に触れないギリギリへ。歩行時の揺れでレンズがまつ毛に触れないことをチェック。
  • 先セルは耳後ろの“折れ点”に軽く掛かるカーブ。圧痛が出ないレベルで軽く返しを付ける

レンズと度数の決め手

  • 室内距離(画面まで腕一本分)でピントの“粘り”がある度数を選択。
  • 会社用はナチュラルな色味×反射防止(AR)+撥水・防汚
  • 休暇用は**ブルーライトカット60%**で夜間のスマホ・ゲームに回す。

かけ外しと置き方

  • 片手外しは即歪みに直結。両手運用に切替。
  • デスクではレンズ上向きで置く。うつ伏せ置きは細傷の温床。

会社用/休暇用の切替ルール(実運用)

スイッチ基準

  • 色や精度が命の作業=会社用。写真・配色・資料作成は色転びのない視界を確保。
  • 就寝2〜3時間前のスマホ・ゲーム=休暇用。眩しさが気になる夜に投入。

ブルーライトレンズの“現実”

  • 眼精疲労や保護効果はエビデンス弱めという総括が主流。常時必須ではない
  • 一方で、夜間の眩しさストレスや主観的な寝入りの良さには合う場面がある
  • 60%は黄味寄り。色精度が必要な場面は会社用に戻す。

日中の疲れ対策はレンズ以前の習慣で稼ぐ

  • 20-20-20(20分ごとに20秒、6m先を観る)。
  • 画面は腕一本分の距離、外光や照明の映り込みを減らす。
  • 乾き対策=瞬き増やす+人工涙液+加湿。

毎日のクリーニング(1分手順)

  1. まず流水で砂ぼこりを落とす(ぬるま湯。熱湯は×)。
  2. 中性の食器用洗剤を1滴。指先で“なで洗い”。研磨剤入りや強洗剤はコート劣化のもと。
  3. しっかりすすぐ→水分を振り落とす
  4. 清潔なマイクロファイバーで押さえ拭き。シャツやティッシュは微細傷と毛羽の原因。
    ※外出先はレンズ用ウェットシートレンズクリーナー+マイクロファイバーで代替。

熱・薬品NGリスト(やらかし防止)

  • 車内ダッシュボード/サウナ/ドライヤー直風/ヒーター前はNG。コーティングのクレージング(ひび)とフレーム変形の原因。
  • 溶剤はアルコール・アセトンなど強いもの×。不明なクリーナーは使わない。
  • お湯はぬるめまで。

収納と持ち運び

  • 不使用時はハードケース
  • カバンでは裸運用禁止。ケースに入れて他物との擦れを遮断。
  • デスク常駐のクロスは個別保管。埃を抱えたまま拭くとそれ自体が研磨紙になる。

月1メンテ(3分)

  • ネジの緩み:+00ドライバーで軽く増し締め(強締めはねじ切れのもと)。
  • ノーズパッド・先セル:洗浄か交換目安を点検。
  • フィッティングずれ:耳痛・ずり落ちが続くなら店で無料調整+超音波洗浄へ。

よくある失敗と即応

  • すぐ曇る:石けん洗いで曇り軽減→ノーズワイヤーで漏れ封じ→市販曇り止め併用。
  • クリーナー選び:ZEISS/HOYA/Essilorのレンズ用スプレーやウェットシートが無難(“コーティング対応”表記を確認)。
  • レンズの細傷が増えてきた:拭く前に必ず流水。クロスの洗濯忘れを疑う。

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