9月7日(まえがき)
先週に続いてのワンオペ育児。ただし今回は夕方には妻が帰ってくるので、気持ち的には前回よりイージーモードのはず。前回「一日中家にこもるのは逆にしんどい」という学びを得たので、今日はあえて外へ出る計画を立てた。外の空気に触れるだけでも親子ともにリズムが変わるのではないかという小さな実験。
午前のリズムと短い隙間時間
10時、妻の友達が遊びに来たタイミングでワンオペ開始。開始早々に午前寝のターンがやってきて、11時前にはすやすやと眠りに落ちた。わずかな静寂の間に家事を片付ける。この隙間時間の濃度は、働いていた頃の30分会議より濃厚かもしれない。効率を求める気持ちが勝手にブーストされる。
図書館チャレンジ
昼ご飯を食べさせ(自分は朝にガッツリ食べていたのでまだ腹は減らず)、13時に外出を決行。目指すは図書館。
だが駐車場がまさかの大混雑、行列の車で埋め尽くされていた。ここで粘ると娘の機嫌が破綻する未来が見えたので、即座に近くの有料駐車場へ切り替え。ワンオペで重要なのは、正しさよりもスムーズさだと実感する。
図書館では娘の図書カードを新規作成。まだ文字もわからないのに、カードという「社会的アイテム」を持つ姿に妙な感慨がある。小さなプラスチック片が「自分の居場所を社会に登録する」印のように見えた。本も3冊選んだ…のか、正しくは親が持たせたのか曖昧だが、とにかく借りた。自分も1冊だけ手に取る。
コーヒー屋での小さな舞台
15時、友人が営むコーヒー屋に立ち寄る。娘は「かわいい」と声をかけられ、ご満悦の表情。子どもにとって他者の反応は鏡のようなもので、その鏡に映った「愛される自分」を確かめているようだった。大人の自意識の原型を垣間見た気がする。
洗車と眠気とのせめぎ合い
その後は洗車。待ち時間に眠りたいのに眠れない娘がイライラし始める。大人ならスマホで時間を潰せるが、彼女にはまだ「やり過ごす術」がない。小さな不満が全身から漏れてくる。洗車が終わり車を走らせると、ようやく夢の中へ。眠りに落ちる瞬間の安堵は、育児中もっとも美しい光景のひとつかもしれない。
一日のまとめと小さな目標
帰宅後、寝かせたまま布団へ運び込んでワンオペ終了。やはり家に閉じこもるよりも、外出を混ぜた方が親子ともに楽だと感じた。娘のエネルギーを「移動」と「新しい場」に吸収させることで、無理なくリズムが回る。
そして今日の外出は、年内に娘と特別な場所へ10回行くという目標の1回目にもなった。小さな積み重ねを残していくことが、自分にとっても記憶の補強材になる。
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