観測ログ #15|僕はなぜ墓参りをするのか

日々のこと

8月15日(まえがき)
有休を取得。妻も同じく休み。昼にラーメンを食べ、妻の実家へ移動。墓参りは翌日に回すことに決定。
ここで小さな違和感を観測した。「非科学的なことは嫌う自分」が「墓参りは行くのが当然」と考えている。この矛盾を観察対象とする。

■宗教観について

・お盆

従来から墓参りを怠ったことはほぼない。一方で宗教そのものには嫌悪感を持つ。厳密に言えば宗教行事というより、科学的根拠のない行為全般に拒否反応がある。
例:占い、怪談、都市伝説。すべて馬鹿げたものとして切り捨てている。
それでも墓参りだけは続けている。この点は「観察すべき矛盾」と判断。

・考察

以下は「なぜ墓参りだけは例外となるのか」を言語化する試みの記録である。

1. 出発点:矛盾の検出

合理主義者として非科学的なものを嫌悪。
しかし「お盆には墓参りに行く」という行動は毎年維持されている。
→ 矛盾が発生。自己観察の契機となる。

2. 仮説1:文化的習慣説

墓参りの継続理由は宗教的信仰ではなく、文化的・社会的習慣と推測。
観測項目:

  • 家族・親族の関係維持
  • 祖先への形式的敬意
  • 心理的整理作用(グリーフケア)
  • 日本文化における同調圧力

暫定結論:非科学的要素ではなく「習慣」としての意味が残存。

3. 仮説2:心理的不協和解消説

「行かないと落ち着かない」という感覚が確認された。
これは霊的罰の恐怖ではなく、心理的不協和の解消行動。
例:試験勉強をサボったときのモヤモヤと同質。

4. 感情反応の二重性

観察結果:

  • 自分が行かない → 罪悪感発生
  • 他者が行かない → 怒り発生

分析:

  • 罪悪感=内的規範違反
  • 怒り=社会的規範違反に対する反応
    よって「内的規範」と「外的規範」が並存している状態。

5. 仮想実験:外的規範の消失

もし社会的習慣として墓参りが消滅した場合を仮定。
予測結果:他者への怒りは消滅。しかし自己は墓参り継続。
結論:墓参りの核心は外的規範ではなく内的規範。

6. 義務か安心か?

観察結果:墓参りの動機は「義務」と「安心」が50:50。
副次効果:自己肯定感の上昇。「自分はちゃんとしている」という感覚を得る。

7. 行動後の感覚

行動完了後の感情は「達成」ではなく「整理完了」。
最も近い比喩:掃除終了後のスッキリ感。

8. 性格とのリンク

墓参り行動を通じて得られた自己特性の観測:

  • 義務を果たさないとモヤモヤが蓄積
  • 自己結論を絶対視する傾向
  • 他者の評価を気にするが最終判断は自分基準
  • 現実主義的な行動選択

9. 結論:観察の総括

墓参りは信仰行為ではなく、内的規範に基づく心のメンテナンス。
合理主義者であっても、この自己ルールは自然に形成され、継続される。

✅ まとめ
非科学的な信仰のために墓参りをするのではない。
自分ルールを守り、心を整え、心理的ノイズを消すために墓参りを実施している。

■今日の〇〇ちゃん

観察記録:

  • 家庭用プールに投入 → 大喜び。予想以上の反応。
  • 行動観察:笑い声が持続。水遊びは強力な刺激。
  • ピアノ演奏 → 自発的に弾き、終始ご機嫌。

補足:この日の満足度は高水準。今後はプール遊びを定期投入すべきと推測。

■今日の勉強時間

実績:10分。参考書読解のみ。
評価:習慣維持レベルは確保。ただし効果は限定的。

■今日のゲーム記録

実績なし。

コメント

タイトルとURLをコピーしました